ISDEとは
International Six Days Enduro(略称ISDE、通称 Six Days)は、エンデューロ競技の最高峰とされる国際大会です。
毎年、世界各国から選手たちが集結し、激しい戦いを繰り広げます。今回は、ISDEについて紹介します。
ISDEは、最初の大会が1913年にフランスで開催されて以来、現在まで続く伝統的な競技大会です。
当初は国際的な大会ではなく、フランス国内の大会でした。しかし、次第に他国のライダーも参加するようになり、国際的な大会として認知されるようになりました。
現在は1年おきに開催され、開催国はその国の競技連盟が主催します。
ISDEの競技内容
各国は4人一組のチームで参加し、チームスコアによって順位を競うワールドトロフィーと、3人一組のクラブチームの2種類があります。
ワールドトロフィーはエンデューロレースにおけるオリンピックの様なもので、各国のトップライダーで構成されます。
一方クラブチームはホビーレース的な要素があり、誰でもエントリー可能です。
各日のコースは長さや難易度が異なり、オフロード、ダート、林道、砂漠、山岳地帯など、様々な地形を走破することが求められます。
競技者は、自分たちのチームを最高の順位に導くために、激しいレースと緊張感のある環境の中で戦います。
ISDEの魅力
ISDEは、エンデューロ競技の最高峰とされるだけでなく、オフロードバイクやトレイルライディングの愛好家からも高い評価を受けています。
競技者たちは、ISDEに参加することを目標に、トレーニングや準備に多大な努力を傾け、大会出場を果たすことは彼らにとって非常に誇りとなります。
また、各国の競技者たちが集結するため、世界を代表するライダーとコース、場所、時間を共有することも魅力といえるでしょう。
2023年の開催はアルゼンチン、2024年の開催はスペインに
FIMが2023年と2024年のISDEが開催国をそれぞれ発表しました。
アルゼンチンは2014年から2度目、スペインは1970年、1985年、2000年、2016年に開催されており2024年の開催で5度目となります。
なお、2022年大会はフランスで開催され、8月29日から9月3日にかけて行われました。
ワールドトロフィーに日本代表チームの派遣はありませんでしたが、日本から4名のライダーが熱い戦いを繰り広げています。