全日本エンデューロ選手権とは、オフロードバイクで行う耐久レースのことです。本記事では、このレースの概要や歴史、そして競技ルールについてご紹介します。
全日本エンデューロ選手権について
日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)が主催するタイムアタック方式を採用したエンデューロの大会です。
この方式はライバルより前に出てゴールするのではなく、ライバルよりも速いタイムを出すことで勝敗を決します。
コースには1箇所から数箇所のテスト(競技区間)があり、1台ずつコースインします。大会によっては20台以上になることも。
テストとテストの間にルートと呼ばれる移動区間があり、オフロードのスキルが試されるテクニカルなセクションが設定されています。
ルートを規定時間以内で走り、テストでは1秒を削り順位を競うわけです。
全日本エンデューロ選手権の歴史
全日本エンデューロ選手権は、1979年に創設されました。
当初は北海道や東北地方などで開催されていましたが、現在は全国各地で開催されています。
また、エンデューロの世界大会である「ISDE(国際6日間耐久レース)」にも日本代表選手が参加しています。
2023年の開催情報
2023年シーズンは8ラウンド中6ラウンドの有効ポイント制になります。
第1戦と第4戦が1デイズ開催、第2戦、第3戦、第5戦が2デイズ開催です。
以下の日程で開催されます。
第1戦:広島テージャスランチエンデューロ 3月19日(日)
第2戦:村田SUGO2Daysエンデューロ 4月29日(土)~30日(日)
第3戦:富山コスモスポーツランド2Daysエンデューロ 5月27日(土)~28日(日)
第4戦:九州山郡エンデューロ 7月23日(日)
第5戦:日高ツーディングエンデューロ 9月16日(土)~17日(日)
エンデューロの魅力は自然にあふれるコースです。細い山道、アップダウンの多い斜面、川を横切ったり、遡上したりと日本のオフロードのすべてが詰まっています。
競技時間は4時間から6時間程度で、様々な障害物や天候による条件が用意されており、選手たちはその条件に応じてレースを戦います。
参加するためにはバイクやキャリア、安全装備の用意や耐久力を鍛えるトレーニングが必要です。
全日本エンデューロ選手権は、オフロードバイクに興味がある人にとっては、非常に興味深い競技と言えるでしょう。ぜひ一度、現地でのレース観戦や参加をしてみてはいかがでしょうか。